現在、夕方の5時半頃。
今日は上々の天気だったが、10分前から雨になってしまった。
最高気温は24度、最低は15度。
どこの庭にもコスモスなどが咲きほこってきれい。
自分の庭にはドクダミが白い十文字で咲いている。これが咲くともう夏という感じ。
こちらは暑いが湿気がなくてからっとしている。
煉瓦の建物のせいか、天井が高いせいか、家の中は涼しい。
夕方になるとどこからか風がそよそよと吹いてくる。
家々では窓を開け放って風の通り道をつくり、夕方には庭に水をまく音が聞こえてくる。
昔の日本のよう。
冷房機をいれている家はない。必要がないから。
夜は10時半頃まで明るく本当によい季節。
自分流の夏の過ごし方、暑ければウチワで風を送り、故郷の南部風鈴をぶら下げてその音色で涼をとっている。
もっと暑くなると布わらじや下駄の下にゴムのついたものを履いている。
日本人の知恵は素晴らしい。
布わらじは帰国時に購入した。
布わらじは歩くときに埃もきれいにしてくれる。一石二鳥(笑)。
オランダで55才の修学旅行をした。
2週間前に故郷から2人の友人がやってきた。
かつて岩手で小中学校9年をともに過ごした仲間。
当時としても珍しい、着物に袴といういでたちの明治生まれの女性教師がいて、我々の父親もこの教師に教わった。
映画24の瞳そのまま。
自分が自己紹介をすると、父は何十年も前に卒業したのに、父親のことを覚えていてくれた。
そういう学園で育った。
今回、同級生をあちこち案内し、新たな発見があり感動した。
始めてオランダを訪問した彼らを見てハッとさせられたことも。
今夜はラジオを聞いている皆さんとオランダを見て、食べて、風を感じて巡ってみたい。
まずはキンネルダイクを訪問。
ここはロッテルダム近郊にある、19基の風車が並ぶ世界遺産。
ここの風車は排水用。
19基のうち、1基は見学者に開放されているが、世界遺産に指定されても15年前に訪れたときと変わらず、お土産屋さんはひっそりと1軒あるだけ。
昔の風景そのままということに驚いてしまった。
運河の両側にどっしりと並ぶ風車、船はゆっくりゆっくりと進んでいく。
船から下りて見学用の風車に向かうと、風車守がいた。
風車の中を通っている太い一本の柱の材質を尋ねると、オーク材とのこと。
昔の人は風車内で生活していた。狭い空間に台所、急勾配の階段があり、うまく工夫されていた。
調理器具も昔のままで、昔はオープンも湯沸かしも石炭を燃やしていた。
さらに石炭をアイロンのそこに詰めてアイロンがけしていた。
当時の生活をすべてそのまま展示している。
オランダといえば風車に運河、絵になる光景だった。
世界遺産になったからといって、賑々しくせず、まわりも昔のままの姿にとどめる、簡単なようで今の時代では難しいこと。それをあたりまえにやっているこの国はすごいと思った。
次はおいしいもの。クロケットとパナクック。
普段当たり前に自分達は食べていたが、同級生がおいしいといったのはコロッケの元祖といわれるクロケット。
クロケットは大衆的なレストラン、居酒屋ならどこにでもある。
パナクックというのはふくらし粉を入れないパンケーキ。
オランダ版のお好み焼きといったところ。
自宅でも簡単にできる一品。
自分は日本を離れ20年経過しているので忘れていたが、同級生はレストランの食事の量に驚いていた。
例えばサラダ、大皿でどんと一人前が出てくる。
ムニエルは20センチのものが3匹出てくる。
自分は目も胃もすっかり慣れてしまって、でも、同級生はそんな量の料理をおいしいおいしいと平らげていた。
さらに町並みを紹介。
週に一度小売店は午後9時まで営業。それ以外は6時に閉店。
平日はスーパーマーケットのみ夜の9時まで営業。
しかし、日曜はすべて休み。
とっても静かでよい。
日曜以外で買い物を済ませればいいだけなので、不便は感じない。
スーパーでは買い物を済ませるとレジ係が「ありがとう」ではなく「良い一日を」と声をかけている。土曜はよい週末をと声かけ。
ゆったりした暮らしぶりかわかってもらえるのでは。
景観を害するとして自動販売機もきわめて少ない。
店に行って買えばいいので、必要がないということ。
普段の暮らしで自動販売機を目にすることはない。
日本でいう「コンビニ」という店もない。
働いている人は定時退社が当たり前なので、オランダ人の夕食は夜の6時。
なので、小売店に深夜営業の必要がないと思われる。
一人暮らしの人はスーパーで量り売りで少量で買えるので不便はない。
建物の高さ、色が規制されているので街の景観も調和が保たれている。
あちこちに跳ね橋がいまだにある。
船が通るたびに橋が跳ね上がる。車はじっと待つ。
日本で忙しく暮らしている同級生には信じられない光景のようだった。
買い物での一番の違いはおつりの渡し方。
日本は引き算の法則。80円のものに100円渡すと、はい20円のおつりとやる方法。
オランダ等のヨーロッパでは足し算の法則。10円わたして、さらに10円わたして、はい100円とやる方法。
自分はいまだに慣れない。とっさに頭の中で引き算してしまう。
最終日にバーベキュー。
自分も同級生も心のしわを伸ばした。
55才の素晴らしき修学旅行、感激した。
もうちょっと頑張れそう、頑張りたいという勇気がわいてきた。
心のしわが本当に伸びた。
1 コメント:
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